“学習教材としての完成度とゲーム的な楽しさを両立 “

2016年4月12日 Leave a comment

アプリの開発にあたっては、英語教育の第一人者である上智大学の吉田研作氏を総合監修者に招き、「CEFR(セファール)」と呼ばれる語学の能力レベルを示す国際標準規格にのっとって学習内容が決められました。CEFRには、「基本的な言葉で自分の名前や気持ちを伝えられる」「身近なことがらについて簡単なやり取りができる」など、レベルに応じて達成すべきことが定められていて、これに準じる学習が組まれているのです。一方で、「学生が楽しく使い続けてくれるもの」という視点も必要です。英語が苦手なメンバーの「学習教材的な、現実にはありえない、どうでもいい会話は耐えられない。ストーリーがないと続かない」という実体験から、レッスンに物語性を持たせることにしたのです。「『逆転裁判』などのシナリオを手がけているジンテーゼさんにシナリオを作ってもらいました。開発の難易度は高いのですが、英語学習教材としてちゃんとした内容で、物語としても楽しく続きが気になるものを両立させようと努力しました」(笹部氏)CEFRの基準を満たしながら、物語として興味を引くものにすることには大変な苦労があったというのです。シナリオ開発側は、当初、舞台を無人島に設定。集まった人たちが1人、また1人と消えていき、最後に謎が解明されるという海外ドラマのようなストーリーを考えた。しかし、これでは「レストランで料理の注文をするシチュエーションも入れられない」(笹部氏)。回想シーンで対応できると開発側は粘ったのですが、不自然すぎるということで残念ながら採用できなかったということです。

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