ローカル5Gを利用するために必要な無線局免許申請とは?

2023年8月11日 Leave a comment

“ローカル5Gを利用するには無線局免許を取得し、関係法令等が定める項目を満たすことが求められています。ここではローカル5Gを利用するために必要な無線局免許申請の流れについてまとめてみましょう。
【なぜローカル5Gを利用するのに免許が必要なの?】
ローカル5Gは、公共の電波である5Gの周波数帯を利用します。そのため誰でもローカル5Gが構築可能になってしまうと、同エリア内で複数の5G電波が発生し、相互干渉して正常な通信ができなくなってしまうでしょう。このような混乱を防ぐために、電波利用を管理する免許が必要なのです。
【免許を取得できるのは誰なの?】
2021年3月時点では、ローカル5G無線局の免許申請は、携帯電話事業者以外であれば可能です。システム構築は自己の建物内や土地内において、建物または土地の所有者らが自ら行うことが基本となるでしょう。建物・土地所有者らに代わって、システム構築の依頼を受けた事業者でも、免許人となることは可能です。
【ネットワーク構築を担当する事業者による免許取得の支援】
免許申請手続きは免許人が行う必要がありますが、書類作成や関係事業者との調整、総合通信局への手続き、使用機器の点検・検証作業の実施など専門知識が必要な業務が多いですえ。ネットワーク構築事業者に相談して支援を受けるなどが考えられます。免許人となる学校や企業が、事業者の支援を受けて、必要資料を各地域の総合通信局へ提出すると申請手続きが完了します。
【免許交付までの流れとは?】
無線局免許が交付されるまでの流れをまとめてみましょう。
<事前調整・計画書作成>
申請者(学校、教育委員会、企業など)とネットワーク構築事業者とが協議をして、計画策定します。ネットワーク構築事業者は機器設置場所、ネットワーク構成、規模などを検討します。
<申請準備>
教育委員会、企業など免許人がネットワーク構築事業者の支援を受けながら、免許申請時に必要な資料を作成します。また周辺の無線局との間で混信が発生しないように干渉に配慮しなければなりません。
<免許申請>
総務省(各地域の総合通信局)に、免許申請に必要な書類一式を提出します。
<各地域の総合通信局の審査>
各地域の総合通信局が申請書類を受理後、約1.5ヶ月の審査を実施します。
<免許交付>
提出した資料が総合通信局で審査された後に、免許が交付されます。”

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